職場で仕方なく使っていた一太郎で、 “Ctrl + 右手”の制御キーの有用性に気がつき、 体にしみついたダイヤモンド・カーソールとは縁を切ったが、 どうもCtrlキーとは離れることができない。
愚妻が使っていたPB145B をセットアップしたときには気がつかなかったが、
Duo(と初期のPowerBook) のCapsLockキーって、ソフト・ロックじゃなかったのね。
# ソフト・ロックだとばかり思っていたので、
# コントロールパネルの
SwapKey
で設定して、キー配列を変更したツモリになっていたぞ。 :-)
Duo のキーボードは、 プラスチック・フィルムと導電性ゴムの組合せからなるキースイッチで構成された メンブレン・タイプと呼ばれるものの一種であるようだ。 (Duo の場合、ラバードーム自体が接点になっているのですが、実のところどーなんでしょうか)
フィルム・ケーブルの配線を入れ換えたとか、
プラスチック・フィルム上のプリント配線に半田付けしてしまうとか、
ハードウェア系の強者向きの改造法は、
Internet 上の検索サイトで検索して見つけることができたのですが、
初心者向けの改造法が以下のWebpage にありました。
"Capslock-->Control key on Duo, while cleaning keyboard"
1995年、comp.sys.mac.portables というNewsgroups に、
フィンランドのHannu Aronsson さんが
ポストしたアーティクルのようです。
# Linux のLinus Torvalds さんといい、
# フィンランドには感謝の気持でいっぱい。 :-)
Duo(と、その他のPowerbook) のCapslockキーのロック機構は、 "non-overridable hard-coded electrical locking feature" と呼ばれている機能で、 ソフトウェアでは別のキーに再配置することができないものらしい。
Hannu さんの改造方法は、
プラスチック・フィルム上のプリント配線を操作して、
ハードウェア的にCapsLockキーをCtrlキーにしてしまうというものだ。
オリジナルの状態。
アルミホイル製配線材を通す場所に絶縁用のテープを貼る。
1mm巾にカットしたアルミホイル製配線材を所定の置き、
両端をテープで固定する。
この後、CapsLockキーの本来の配線をナイフでカットしてオシマイ。
改造の結果、 Ctrlキーが二つあり、CapsLockキーがないキーボードが完成する。
以下、Hannu さんの改造方法に関するボクなりのtips ですが、 ウチのDuo280c は“USキーボード”に交換してあります。
アルミホイル製の配線材として、1mm*36mm を1pcs
アルミホイル製配線材の下にはる絶縁用に、3mm*16mm を1pcs
アルミホイル製配線材の固定用に、4mm*4mm を2pcs
というわけで、
“CapsLockと刻印してあるキー”と“Commandキー”を入れかえて使っていますが、
なかなかいいみたいです。フィンランドのHannu Aronsson さんのアーティクルでは、 PB100 でも同様な方法で旨くいったとあったので、 “アルミホイル・メソッド”をPB145B でも試してみたが、 二つほど問題があることがわかる。
・Duo と違って、シートにアクセスできない。Duo と違って、PB145B のキーボードAssy は簡単には、分解できない。
PB145B のキーボードは、どうも本物のメンブレン・タイプのようで、 3枚のプラスチック・フィルムで構成されているのですが、 プリント配線の上にコーティングがしてあるので、 “アルミホイル・メソッド”を施行するには、 コーティングを剥す必要がある。
SweetJAMフリーウェア化宣言(1995.7)
《そこでSweetJAM 10年を機に1995年7月をもってフリーウェアとして Macintoshユーザに開放することを決意いたしました》