TUT-Code FAQ for tc2.0 ・tc2 のサポート・ページを変更 01/04/2002 ・Modified for tc2.0beta7 04/19/2000 -- 最新版のtc2 はどこで入手することができますか? T-Codeオープンラボのページから入手することができます。 http://openlab.ring.gr.jp/tcode/tc2/ tc-2.2pre2: ヘルプ表の表示部分に変更。 tc-2.2pre1: 部首合成変換アルゴリズムの変更、部首合成変換用辞書の改訂。 EELLL がTUTコードに対応。 tc2.0beta7: XEmacs 21 への対応などが特徴。 “T-Code モード”に切り替えるコマンド"tcode-mode" がみあたらないのですが? tc2.0beta6 から"tcode-mode" というコマンドがなくなり、 "toggle-input-method" で入力モードを切り替えます。 これにより、Emacs 20.* などでは、他のinput methodと切り替えて使うことが でき、多少の不具合はありますが、T-Code とTUT-Code を切り替えて使うことも 可能です。 T-Code モードの起動キーを変更することはできますか? 例えば、“[ctrl] + \ ”を“[ctrl] + o ”に変更するときは、 .tc の中に以下のような記述を追加します。 (global-unset-key "\C-\\") (define-key global-map "\C-o" 'tcode-mode ※「T-Code ドライバマニュアル」の 「4.4.1 T-Code モード切り替えキーの変更」を参照してください。 -- 「ひらがなモード」「カタカナモード」のインジケーターを 変更することはできますか? 例えば、それぞれのインジケーターを[TUT あ][TUT ア]に変更するときは、 .tc の中に以下のような記述を追加します。 (add-hook 'tcode-after-load-table-hook (function (lambda () (setq ;; 「ひらがなモード」のインジケーターを「あ」にする tcode-hiragana-mode-indicator " あ" ;; 「カタカナモード」のインジケーターを「ア」にする tcode-katakana-mode-indicator " ア")))) -- 「カタカナ」はどうやって入力するのですか? “カタカナモードのトグルを行うキー”で「ひらがなモード」から 「カタカナモード」に切り替えて入力します。 ※「T-Code ドライバマニュアル」の 「5.1 TUT-Code 用の設定」を参照してください。 また、ひらがなで入力したものを後置型のカタカナ変換機能 (tcode-katakana-previous-char) を使ってカタカナに変換する方法もあります。 ※「T-Code ドライバマニュアル」の 「3.6.5 ひらがなからカタカナへの変換」を参照してください。 -- alj(交ぜ書き変換)、ala(部首変換) 以外の機能をal? というような 3ストロークにアサインしたいのですが? .tc の中に以下のような記述を追加します。 (add-hook 'tcode-after-load-table-hook (function (lambda () (if (eq tcode-input-method 'tutcode) (progn ;; 「ali」直前のひらがなをカタカナに (tcode-set-action-to-table '(20 28 17) 'tcode-katakana-previous-char) ;; 「aly」交ぜ書き辞書からの読みの表示 (tcode-set-action-to-table '(20 28 15) 'tcode-mazegaki-show-yomi-region) ;; 「ald」区点コードによる入力 (tcode-set-action-to-table '(20 28 22) 'tcode-insert-kanji-by-kuten-code) ;; 「alf」JISコードによる入力 (tcode-set-action-to-table '(20 28 23) 'tcode-insert-kanji-by-jis-code) ;; 「alk」交ぜ書き辞書の項目の一括削除 (tcode-set-action-to-table '(20 28 27) 'tcode-mazegaki-delete-kanji-from-dictionary)))))) -- al[0-9]というストロークに文字列をアサインすること(短文登録)はできますか? .tc の中に以下のような記述を追加します。 (add-hook 'tcode-after-load-table-hook (function (lambda () (if (eq tcode-input-method 'tutcode) (progn ;; 「al1」で「:-)」 (tcode-set-action-to-table '(20 28 0) ":-)") ;; 「al0」で「(^_^)」 (tcode-set-action-to-table '(20 28 9) "(^_^)")))))) -- 交ぜ書き変換において学習機能をoff にすることはできますか? .tc の中にある以下の記述がコメントアウトされていれば、 結果的に学習機能がoff になっていると考えてさしつかえありません。 ;; 学習(候補の入れ替え)をしないようにする。 (setq tcode-mazegaki-gakusyu-kouho-offset 10000) ※「T-Code ドライバマニュアル」の 「3.3.2.1 候補の選択法」を参照してください。 -- TUT-Code入力で“部首変換”をおこなう場合のコツはありますか? 部首変換辞書の“部首を代表する文字”は、 交ぜ書き辞書では“読み”にあたるものですが、カタカナが使用されています。 カタカナの入力時にカタカナモードへの移行が必要なTUT-Code入力では、 このカタカナの扱いに注意する必要があります。 TUT-Code入力の場合は、部首変換辞書(bushu.dic) に 以下のような等価定義を追加しておくといいでしょう。 Nイ人 Nシ三 Nン二 Nレし Nオ手 ※「T-Code ドライバマニュアル」の 「3.2.3 部首変換辞書」を参照してください。 以下の等価定義は、部首変換辞書(bushu.dic) の中で実際に登録されている わけではありませんが、“部首を代表する文字”のかわりに “部首を構成要素として含んでいる文字”で代用する機能があるため、 カタカナと等価な文字をカタカナのかわりに使うことができます。 例えば、“部首を代表する文字”である「ヨ」のかわりに “部首を構成要素として含んでいる文字”である「当」を使うことができます。 Nヨ当 Nメ気 Nト下 Nマ予 Nウ安 Nム公 Nナ右 Nヒ化 Nヰ年 Nリ利 Nソ前 Nノ少 Nネ社 Nル四 Nへ今 Nサ若 Nワ字 Nク色 Nツ図 また、以下の"N" を使っていない等価定義(?)は、 部首変換辞書(bushu.dic) に登録されているため、 カタカナと等価な文字をカタカナのかわりに使うことができます。 ム参参 ネ福福 売ル売 微ル微 さらに、オルタナティブな方法として、 tcode-katakana-previous-char(カーソルの前にある1文字をカタカナに変換する機能)を 適当なキーにアサインして、 T-Code入力と同様にカタカナを使うのもいいかもしれません。 ※「T-Code ドライバマニュアル」の 「3.6.5 ひらがなからカタカナへの変換」を参照してください。 -- TUT-Code 入力でもkinput2 を使うことはできますか? いちおう可能ですが、機能はかなり限定されてしまいます。 3ストローク以上の文字やTUT記号は使えず、カタカナモードもないため、 実質的には使えないといっても過言ではないかもしれません。 :-) ※「T-Code ドライバマニュアル」の 「6.6 kinput2 を利用するには」を参照して下さい。 -- TUT-Code入力のカスタマイズ用サンプルファイルはありますか? WWW へのアクセスが可能なら、以下のWebpage にサンプルファイルが あります。 http://www2b.biglobe.ne.jp/~g_morita/tut-code/